こんにちわ。久しぶりに僕の出番です。 まだまだ肌寒いですが、南の窓から入ってくる日差しは結構強いものなのですね。部屋の奥まで差し込んでくる午後二時過ぎの日向の中に座っているとコタツもいらないくらいぽかぽかします。
そんなわけで、「今日は羊羹日和だな」と勝手に決め込んでとらやの羊羹を食べることにしました。(3月12日)
竹の皮の包みを開けるとその内側には白い包装紙がもう一重。それを開けるとアルミ箔の包装が出てきました。羊羹といえば普通、透明なビニールに包まれています。それがアルミ箔です。いかにも、これはそんじょそこらの羊羹とは違うのだぞ、と主張しているようです。
まず、原材料の表記されているラベルを見ました。「砂糖・小豆・寒天」と記されています。当たり前といえば当たり前なのですが、最近の羊羹には食品添加物が入っていますよね。100%天然素材の羊羹はやはり高級品なのでしょうね。
でも近頃は、こんな表示を見ても「ほんまかいな」とつい思ってしまうのです。なにしろ昨年を表す一字が「偽」じゃなかったですか。悲しい世の中になってしまいました。
そんなことを考えながら羊羹を切って、コタツに座り一口ぱくり。なるほど、良く練り上げられた羊羹ですね。美味ですね。フォークに刺した羊羹を冬の日差しにかざして見ると、とろりとした艶のあるその表面が美しく輝いています。なんとも美しい深い紫色です。「見事な色だなー」と思いながらハッと気付いたことがあります。 この羊羹の商品名というのでしょうか「夜の梅」というラベルが貼ってあったのです。従って、梅の実でも入っているのかなと思ったのですけどね。前記したように原材料名にはそんなものは書いてありません。にもかかわらず「夜の梅」とはなんのこっちゃ、と思ったりしたのですが、深くは考えず食べてしまったのですけどね。ひょっとしてネーミングの理由はこの色にあるのかなー、と思ったりしました。なかなか出せるものじゃあないんでしょうね、この色は。さすが一流の品ですよね。
ただね、僕の好みだけでいわせて貰えば、ちょっと甘過ぎるかなと思います。お断りしておきますけど、僕は味のことなどわからない素人ですから、あくまで個人的な好みです。
以前、小城羊羹をいただいたことがありましてね、それと比べるとやはり甘いかなー、と思うのです。
小城羊羹といえば、タモリが「笑っていいとも」で「日本一の羊羹」と評していたぐらいで、やはり僕も同感です。といっても小城羊羹は一店舗の製品ではありませんからね。いわゆる地域ブランドというやつですよね。それぞれの店によって味も違うのかもしれませんけど。
ともかく、僕が食べた小城羊羹は、羊羹は何で作られた食品であるかを知らない人が食べても、その主たる原材料が「豆」であることがわかるんじゃあないでしょうか。
僕はですねー、小城羊羹を食べたときに、甘さよりもまず、豆の旨味というんでしょうか、食感というんでしょうか、そんなものを感じました。
ということで再度お断りしておきますけど、まったく素人の感想ですからね、納得いかない人もいらっしゃるかとは思いますがお許しください。
というで、羊羹の話ということになると松山の人間としては地元の某羊羹店の製品にも触れておかないと、と思います。が、やはり名前を出すとまずいかなーと思いますのでそれはやめておきますね。
ともかく羊羹好きの方ならその羊羹と小城羊羹を食べ比べて見てもいいんじゃないかと思いますよ。甘さは控えめです。そして、その「姿」も目を楽しませてくれる製品だと思います。
「そんなことをいっても、名前がわからないと買えないじゃないか」といわれそうですがご心配なく。「松山で有名な羊羹はなに」と松山の人に聞けば、おそらくほとんどの人がその店舗名と商品名を答えると思います。 (続く)